先日、どっしんどっしんと、上の階で何やら工事が行われているような大きな振動と音がしていたのですが、突然キッチンの水が出ない!
オーナーさんに連絡をして、翌日Handyman(ハンディマン:修理工のことをこちらではハンディマンと呼んでいる)にきてもらうことになっていました。私がカフェで仕事をして戻ってくると、洗面所の水が出ない。。洗面所と同じバスルーム内にあるトイレ、シャワーの水も出ません!(*O*)
工事業者の人が間違えて水道の栓を閉めた?!
どうやらさっきの大きな振動と音は、上の階でリノベーション的なことが行われていて、その工事を行った人が間違えて水道を閉めてしまったのではないか?と予想しました。慌ててアパートのビルにまだいる可能性のある、工事業者らしき人を探しに上の階や1階に行ってみましたが、それらしき人は見当たりません。
1階のドアにプレートがついていない部屋があったので、ここに工事業者の人がいるかもと思いノックしてみると、業者ではなく、この部屋の住人が現れたので、事情を説明し、この部屋では水道が止まっていないか?聞いてみると、水道は止まっていない様子。
急な訪問にも関わらず、とても優しい人で、1階にある水道の元栓を管理する小部屋のありかを教えてくれた。一緒にのぞいて確認してみると、私たちが住んでいるフラット番号のついた元栓は空いています。問題はここではなさそう。
マルタでは政府がストリートやアパートごとに電気や水道を数時間止めることがある
1階の住人さんが教えてくれた情報では、マルタでは時々ストリートやアパートごとに、政府が運営する水道局や電気会社が数時間、電気や水道を止めることがあるとのこと。ただし、その場合は事前に手紙で知らせてくれるのが一般的なので、今回のように突然止まるというのはあまりないことのよう。
マルタで自分のアパート周辺の水道工事の状況を確認する方法
私の住んでいる通りで工事はやっているのだろうか?念のため水道局のホームページから、ライブ地図を確認してみると、自分の住んでいるアパートのあるストリートでは工事などは行われていないようだ。つまり、ストリート全体で工事が行われている可能性はなさそう。
私たちの部屋だけ?同じ階の隣の部屋も水道は止まっているのか?
同じビルの1階の人は問題なく出ているみたいだし、なぜ私たちの部屋で水道が使えないのか?そもそも私たちの部屋だけなのか?私たちはフラットタイプのアパートを借りているので、お隣さんも水道が止まっている可能性がありそう。ということで、お隣さんに聞いてみると、やっぱり水道が止まっていた!
お隣さんは私たちより若いスウェーデンの夫婦で、奥さんは妊娠していて犬が1匹いるので、「This is Crazy」と、言って部屋に入った後、発狂しながら泣き叫ぶ声(!)が聞こえてきた。。かなりしんどい様子。スウェーデンではこういったことはないとのことで、妊娠しているせいもあると思うが、かなり疲労困憊している様子だった。何か助けが必要な時に気軽に連絡してもらえるように、Whatsappを交換した。
トイレは手動でタンクに水を追加して流すことに
オーナーさんに再度連絡をとると、明日ハンディマンが来たら、バスルームも見てもらえるとのこと。ただそれまでトイレもシャワーも使えない。。。(;;)夫の、トイレのタンクに手動で水を入れれば流れるという知恵袋のおかげで、トイレはなんとか使えるようになったものの、歯磨きも顔洗いもミネラルウォーターですることに。
水道が使えないまま翌朝ハンディマンが到着
翌朝、ハンディマンが到着。ハンディマンによると、「政府がストリート全体の水を止めている。水道局にオーナーが連絡しているから、オーナーからの連絡を待ってくれ」とのこと。実際にはストリート全体は止まっていないように見えるが、とりあえずオーナーからの連絡を待つことに。
自分で直接水道局に連絡をとるには?
オーナーが水道局にいつ連絡するのか、連絡を受けた水道局がいつ担当者を送ってくるよう手配が行われるのか未知だし、多分すぐには対応しない可能性の方が高い、と予想し、私の方からもプッシュしておいたほうが対応が早まる可能性があると思い、直接水道局に連絡を取ることに。
マルタでは電話・メールよりもWhatsappまたはFacebook Messangerが最も連絡がつきやすいので、ホームページに掲載されているFacebookページからMessengerで連絡を取ってみた。
電話では、アパートや建物に固有に付与されているらしいIDを求められたり、オーナー(landload)でないというと、まずはオーナーに聞いてくれと言われてしまったが、それでも止まっているので早くしてほしいと念を押しつつ、Messengerでも同じ内容をテキストで送り、プッシュしてみた。
マルタの人は時間にルーズ?
マルタに来てからアパートやビザなどの手続きなどを通じてローカルの人とコミュニケーションをとっていますが、時間の感覚は日本とは全く違います。例えば急に予告なく来たり、行くと言われた時間から3時間以上事前連絡なく遅れてきたり(遅れたことへお詫びなどは基本ありません(笑))、連絡すると言って数日連絡がない、ということも結構多いです。
また細かい確認なども曖昧なことが多いので、一回言っただけでは伝わらなかったり、2つ以上のお願いことや相談をすると、1つ前の話を忘れてしまう、などの場面も多いように感じます。
ただし、基本的に悪気は全くなく、その都度、その都度、一生懸命対処してくれようとするので、うまくいかないことも多いですが、なかなか憎めないというところが、マルタの人の「愛らしい(すべき?!)」特徴の1つかなと感じています。
とりあえずキッチンから水が出るようになった!
その夜、オーナーから水道の作業が終わったと連絡があった。確認すると、、、キッチンからは水が出るようになった!しかしバスルームからはまだ水が出ない。オーナーによると、理由としてはタンクに水が貯まるまで時間がかかるのでバスルームは翌朝には出るだろうとのこと。本当。。。?少し疑いを持ちながら寝ることに。シャワーが浴びれないけど、まあとりあえず少し解決が見えてきたので、一旦よしとしよう!
翌朝、相変わらずバスルームの水が出ない
翌朝、トイレに目覚めたので確認すると、相変わらずトイレは流れないし、洗面所の水道も出ない。流石に堪忍袋の尾が切れた私は、先ほど紹介した水道局のFacebookにメッセンジャーで朝6時にメッセージを送り、7時ごろ電話をかけて「朝には出ると言っていたが出ない、早く来て直して」と頼むと、「私たちはやることはもうやった、あとはハンディマンを呼べ」と一方的に電話を切られてしまった(**)
オーナーに連絡して昼頃ハンディマンが到着!ようやくバスルームの水も出るように!
どうやらハンディマンが、水道が止まった翌朝来た時、このフロア用の水道の栓を閉めてしまっていたようで、直してもらったらすぐに水が出てきた。はあーよかった(;;)
お湯が貯まるまでには数時間かかるのでシャワーはすぐには浴びれない
水は出たものの、お湯が出るまでには数時間かかるのをここに引っ越してきた時に学習していたので、シャワーは夕方まで我慢せざるを得なかった。
マルタではお湯は電気で温めるタンク式が主流。お湯が一定量貯まるまで、お湯は出ない。
お湯のスイッチはわかりやすくスイッチのところが赤いランプが付いている。ここをずっとONにしておく必要があるが今回水が止まってしまったのでスイッチを切っていた。そのため、0から水を温めてシャワーで使える量のお湯を貯めるには、小さいものだと2、3時間、それ以上の場合5、6時間以上かかることがある。夏の場合はもう少し早くなるらしい。
ようやく3日ぶりのシャワー!水道のありがたみを実感!
夕方、水道が止まってから丸3日ぶりのシャワーに大感謝!水道の大切さを改めて思い知る出来事でした。