Wiseでお金を日本から海外(マルタ)、海外(マルタ)から日本へ送ったり、現地のATMでお金を引き出す方法を紹介します。
出国前にやったこと
- UFJ銀行に、海外で使う可能性のある資金を移動
- UFJ銀行のワンタイムパスワードの発行方法を、アプリからワンタイムパスワードカードに変更し、ワンタイムパスワードカードを受け取る
- Wise口座を開設してWiseデビッドカードを発行して受け取る
- Wise海外送金アプリをスマホにインストール
UFJ銀行は海外移住後でも使用できるので、資金を移動しておいた。UFJ公式では、海外で使用するには「グローバルダイレクト 月額300円」に申し込むことが推奨されていて、既に三菱UFJダイレクトを契約している人は窓口で出国の2週間前までに申し込み手続きを行うと利用できるとのこと。
私はWiseを使用していて直接UFJの銀行口座から海外の口座に送金する予定がなかったので、グローバルダイレクトは申し込まず、その代わりに海外からでも振込ができるようにワンタイムパスワードの発行方法をスマホのアプリからカード方式に変更しておくことにした。というのも、スマホのアプリは、海外では使用できないようなので、遅くとも出国の1ヶ月ほど前にはカード方式に変更してカードを受け取っておくと良さそう。
Wiseを使うことで、仮想的に自分の口座をさまざまな国に持つことができ、手数料も一般的な銀行を経由するよりもはるかに安くしかもすぐに送金することが可能になるのでありがたい。
Wiseに貯めておける保有上限額、ATMでの引き出し手数料・上限額
日本居住者として登録すると、Wise口座に入れておける保有上限額は合計100万円まで。1ヶ月以上100万円を超える金額を入れておくことができないのでうっかり100万円以上Wise口座に送金してしまうと1ヶ月以内にまた日本の口座に戻さなければならず手数料が都度かかるので気をつけたい。
ただし、居住地をヨーロッパにすることで上限額をなくすことができる。
移住後の住所が確定したら、日本Wise口座の場合、アプリ内から住所変更ができないので、Wiseカスタマーサポートにメール・電話で問い合わせ、住所確認書類(私の場合は賃貸契約書を提出)とパスポートを提出する。
住所が変更されると、マルタはEEA(The European Economic Area)のルールが適用になり、入れておける上限額がなくなるとのこと。
ATMでの引き出し手数料、引き出し上限額(月・日)、デビット利用上限額
これらは国によって異なる。マルタはEEA(The European Economic Area)の欄に該当し、2024年2月記事執筆時点では、1ヶ月2回までかつ€200まで無料で引き出せる。同月内3回目または€200以上の引き出しには、毎回Fixed Fee €0.5と引き出し額の1.75%が手数料としてWise口座から自動的に差し引かれる。マルタ現地のATMでお金を引き出したい場合は、事前にWiseデビッドカードを作っておく必要があるので出国前に受け取っておく。
現地でのお金の引き出し方
- ブラウザまたはアプリから、自分のWiseアカウントにログインし、受け取りたいWise口座(EuroならEuro口座)を作成&クリックして「資金をチャージする(Add)」をクリック。指定の金額を入力し手数料とレートを確認する
- Wiseの指定するWise社の口座に日本の自分の口座からお金を振り込む (反映まで数十秒から1日程度)
- Wiseスマホアプリで4桁のPINコードを確認
- WiseのEuro口座に反映されたら、現地のATMでPINコードを入力して、お金を引き出す
まず、日本国内の自分の所有する銀行(私の場合はUFJ銀行)から、Wise社の受取口座(私の場合はUFJ銀行が割り当てられている)にお金を振り込む。
このとき、UFJのワンタイムパスワードカードが必要になる。日本国内からならアプリのワンタイムパスワードも使用できるが、海外からの場合はカードでないと利用できないので注意。
送金は早ければ数十秒で完了。完了するとWiseの送金先口座(今回はEuro口座)に送金した金額が反映される。
重要!4桁のPINコードを確認
ここまできたら現地のATMから Wiseデビッドカードを使ってお金を引き出すことが可能。
ATMに行くとき、必ずスマホのWiseアプリのカードタブから4桁のPINコードを確認するのをお忘れなく!!
このPINコードは毎回変わることがないコードなので、覚えてしまうと安心。PINコードを確認したら、Wiseデビッドカードを持ってATMに行き、4桁のPINコードを入力して出金ができる。
私は初めてATMで引き出そうとした時、PINコードの入力を求められたけど何のコードのことか分からず、PINの入力を2回間違えたところで、3回以上間違えるとロックがかかると警告が出て、結局引き出せずに一度諦めて帰ったことがあった(;;)
現地ではレボリュートという口座もよく使われているようなので、いづれ使ってみれたらと思う。